直列つなぎ。 -とある発達障害者の記録

知識と知識を繋ぐためのblog。 広汎性発達と診断されました。ぜんぜん役に立ってないけど。月収13万円、家賃4万円で生活するひつじ人間。

発達障害者の仕事ミス対策


 オレもレッキとした発達障害者なので、割と仕事はミスる。ポップを付け忘れたり、お客様の顔覚えらんなかったり、ふつーに暴言じみた事を漏らしたりする。それでもどうにか雇用は続いているので、まだオレを雇うメリットがあるってことなんだろう。

 常にデメリットを上回るメリットがないと、発達障害者の雇用はどうしようもない。「人間関係が苦手」などと言い出すのは、明らかに自分への言い訳だと思うし、面接でその手のことを言うべきではない。


 当然、メモは必要。最初の一ヶ月ぐらいは持ち歩いたし、仕事前に一通り目を通しもした。人にも依るが、オレは一年目以降は必要なくなっている。スーパーみたいな仕事は、早い話、同じ仕事の繰り返しだ。パターンを覚えてしまえば、後はゲーム感覚だ。オレも一応ゲーマーだし・・・・・・・。


 仕事の上で「ゲームの感覚」は役に立った。ミスをしても、必要以上に責任を感じることも無くなった。これは重要なことだ。傍から見れば少々のミスでも、過剰に叱責される日本の風土はオカシイ。
ゲーム的な思考は、無駄を省いた合理的な思考の手助けをしてくれる。そして、必要以上に自分を追い込むことの無意味さを認識させてくれる。


 断っておくが、それほど自分は腕のいいゲーマーではない。分野によってはかなり下手糞だし、そうでなくても並レベルでしかない。所詮は出来損ないなのだ。
 だが、失敗を通して学んだことがある。ゲームをクリアしようと思ったら、一生懸命やるよりも、常にクールで冷静でいるほうがより重要なのだということだ。場合によっては、すっぱり手を引く勇気も必要だ。ゲームとは往々にして流れに引きづられていくものなのだから。 





 他には、白ロムでも良いからスマホを持ってみるとか。スマホは便利。セブンスポットみたいな無料のwifiを使えば、定番のボイスレコーダーアプリぐらい入れられる。オレは初めはそうした。 発達障害者は結構物を壊したり、なくしたりしやすいからその辺りの対策をしっかりしておこう。   メモ帳アプリ入れて文字打ちしてもいいし、月額467円(税抜き)のServersMan sim lteを入れれば音声認識入力を使える。かなり高精度で、一語一語区切って発音すれば認識率は高い。ServersManはかなり遅いし、毎日ガンガン動画見たりネトゲしたりするような人には不向きだけどね。


 

 ミスの繰り返しに対応する

 出来の悪い新入りはいるものだ。往々にして同じミスを繰り返す。なぜミスを繰り返してしまうのか、自分でも訳がわからないという顔をし、必要以上に追い込まれる姿を見てきた。


 個人的には、「ミスに備えよう」とするあまり、過剰に力が入りすぎてしまうのだろうと考えている。
 実際のところ、勤務時間中、常に失敗すまいと緊張し続けるのは不可能だし、無駄が多すぎる。



 オレは基本的には備えるのは「一点」でよいと考えてきた。失敗とは、常に特定の状況で、特定の時間に、特定のイベントを引き金にして起こると仮定し、それにさえ備えればよい。それ以外の時間は適度な緊張を保つ。

 失敗が起こった時間と状況のみ記録し、それだけに備えることでトラブルを回避し、以前より少しだけ対応力を向上させた。
  18時30分  台車で運搬中、お客様と接触。次の指示を受けていた。

 というような記録だ。

 
 自分の抱える問題や苦手分野に、その日のうちに全て対応し改善させ、次はまったくミスなくこなす・・・・・・なんて行為は能力的に不可能だったし、現実的に考えても効率が悪い。常に「一日一点」改善させれば良い・・・・・それだけに集中した。


 ときに自分の性質的に苦手な問題が持ち上がり、対応に苦慮したこともある。そのときは直すのに随分時間が掛かった。だが、それも仕方のないことだと開き直ることにした。実はいい加減な性格だからなのかも知れないが。
直せないこともあるだろうが、そこは仕方が無いだろう。努力した上でのことである。むしろ、そんなつまらないことで落ち込むことをやめたから、今の自分があるのだと思う。
 



 なぜそこまで追い詰められなくてはならないのか


 バイトのひとつやふたつ、辞めさせられたっていいではないか。はっきり言って、大したことではない。社会的な評価は下がるかも知れないが、また余所を探すなり、もっと辺鄙な地域にでも行くなりすればいい。外国に行ってみてもいい。
 しかし、日本人として生きていると、そういういい加減な考え方が出来なくなるものらしい。まだ若いのに碌に世界も体感できず、仕事に人生を捧げることを強いられる・・・・・あまりに無味乾燥で狭い、息苦しい人生、豊かさとは無縁の人生だと思う。
 自ら進んでそうするならいいが、多くの場合は結局、周囲の「圧力」だ・・・・・



 日本人で、他の先進諸国のような広く豊かな人生を送れた人間は、世代別に俯瞰してみてもそう多くないに違いない。
そう感じられるだけの重い枷が、未だに日本には掛かっている。そんな気がするのだ。


実際問題、大正とか昭和の時代の人間とあまり変わらない人生を送ってる日本人ってそんなにすばらしいのだろうか。
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