直列つなぎ。 -とある発達障害者の記録

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発達障害とエラーループ ~出口のない袋小路からの抜け出し方


 17/7.18  追記


 「出口のない袋小路」を描いた作品は割とあると思う。

 アニメでアレだが|д゚)、涼風ハルヒの憂鬱の「エンドレスエイト」だとか、「ヒグラシのなく頃に」等を自分はよく引き合いに出す。ホラー系・サスペンス系の監禁モノとはなんか違うし、正直他にいい例えが浮かばないというのが本当のところだ。広義で捉えればもっとあると思う(アニメじゃないヤツで!)。
 他にはJojoのスタンド「Jail House Lock」だろう。3つしか覚えておけないという短期記憶の障害を引き起こすスタンドだ。



 発達障害は冗談でも何でもなく、上記の「エラーループ」に囚われる性質を持つ。
幼年期のいじめ、モノを失くす・壊す、遅刻する、事故を起こす、依存する などなど。

 その内で、人生のうちエラーの大半を占めるのが「依存する」だと思う。これは麻薬だとか珈琲だとか酒だとかギャンブルとか、そういう分かりやすいものもある。 もっと広義かつ抽象的に捉えると、「誤った常同行動をとり続ける」と言っていい。
 

 タバコのやめ方を例に取ってみよう。
 タバコのセラピーは割と進んでいて、「爪で叩く」等の外部刺激による誘導を用いることにより、より適切かつ自然に「やめるように仕向ける」事が出来る。専門家の協力は不可欠だろうが、より具体的で有効な方法論が確立されているのだ。 もちろん「タバコをやめたい」と思っていないと無理だが。



 短期記憶に障害を持つオレのようなタイプは、「誤った」常同行動をとり続けてしまい、状況に応じて適切な行動をとれないとか、灯りに集まる蛾のようにそのループから抜け出すのが困難だという性質を持っている。


 プログラミングでいうと
 処理を書いても「インスタンス化」が行われず、代入出来ないというのと似ている。
 オブジェクトの「インスタンス化」が行われない = new されないと そのオブジェクト変数に代入してもエラーが発生してしまう。


 人間でいえば、頭の中で「掃除しないと」「ゴミを捨てないと」などと思い浮かべていても、実際の準備行動には移れていない為、先延ばしになってしまうようなものだ。

 要は「インスタンス化が行われる」=「準備行動に移れる」という事が出来れば、日常における処理を先に進める事が出来る。


 それには、想定可能な各人の日常生活に基づいた、適切な外部刺激を設定してやる必要がある。
しかし、ただ単に「音楽アラーム」とか「PCのシャットダウン」などと設定してやるだけでは簡単にもとに戻ってしまう。何しろ、光に集まる蛾のようにしか行動しないのだから。



 ではどうしたら良いのか?
 設定した刺激に対しての自分のレスポンスから、少しづつ修正を加えてやればいい。

 トリガーA 「音楽アラーム」 
   ┗ 好みの音楽   ─ 1週間ぐらいで慣れてしまった。新しい曲で、かつ好みに合わないと厳しい。
   ┗ 単純なベルなどの繰り返し音  ─ 慣れてしまった
   ┗ ちょっと耳障りな音  ─ 効果あるかも?

       ┗ どのタイミング?
          ・朝起きるとき  ─有効性に乏しい 第一、自分には睡眠が必要だ。 現状、致命的に寝過ごさないためだけに仕掛けている。アラームで起こされると大体頭痛がする上に眠い。

          ・次の行動に移るとき ─設定が煩雑過ぎる。汎用性に欠ける。キッチンタイマー的に使うのが有効だろう。

 
 
トリガーB 「to-do listアプリを使う」Microsoft to-do
  ┗ 期限が迫っているものを登録 
    例:宅配便の受け取り など。 ─ 一定の有効性は認められるが、インスタンス化のタイミングが曖昧なため、実行に移せない
     ┗ 対策:積極的に「実行済み」扱いにすることで、脳内のインスタンス化を進める。
           ┗ルールA 思い出せる限りの古いインスタンスから優先して実行する
                 ┗ 「実行済み」扱いのものも常に表示させる。


 ストアアプリで入手    To-do.jpg





 このように、あくまで単純に修正案と処理を進めていけば自ずと問題の大半は解消できるはずである。




 重要なのは、何事も一度に進め過ぎない ことである。人間は、苦手な事に対して短時間に対応策を見出して自身に適用できるほど体力も気力もシナプスもない。

 苦手な問題ほど分割して進める というやり方を勧める。一つの問題に対し、1/300に分割したって構わないのだ。 そして、一つの問題に対して前述のごとく、複数のトリガー(方法論)を用意しておくのが望ましい。手札は多いほど有利なのだ。

 
 そして、自分に絶望したり、落ち込んだりしないこと が最も重要だろう。もともと、問題解決に至るためのプロセスには不必要だ。両親や友人や先生や外部の評価など一切関係ない。そのような事を気にしていては進歩など不可能だ。



 エラーループに対して「ズレ」を作る
  
「遅刻する」という問題に対するアプローチに対して説明してみよう。
 「時間通りに物事を行う」という命題がある場合、PCで言えば「どの処理がボトルネックになっているのか」を見る必要がある。
 

 「髭剃り」「洗顔」「TVを見る」「食事をする」 などと言った日常的行動に対し、何処に時間が掛かり過ぎているかを考察し、場合によっては省けるかどうかを検討する訳だ。 


 前提条件として、「起床を早くする」 → 「睡眠時間を確保する」 → 「場合によっては好んでいる事を中断する」 という処理を行う。 
 諸事情でどうしても出来ない場合、「5分でもいいから余裕を作る」というのがテーマになる。

 
 この「5分」をどう捻出するか。5分とは僅かな時間である。何かに没頭していると意識出来ない時間でもある。「5分の余剰」とは認識のズレを生み出すのに似ている。

 「いつもより5分間早い」というのは、他人から見れば殆ど内容は変わらないだろう。

 例えば「洗顔」を省く。3分は短縮可能だ。

 「TVを見る」 → 特に大したニュースはやってないし、天気予報も必要ない 10分は省ける


 省けないのなら短くすればいい。短くて満足出来ないなら、事前にやってしまうか、他の場所でしてしまえばいい。
 女子高生が電車内で化粧とか。

 こういったプロセスを明示することで無駄な感情を省き、処理を短縮できる。
 ちなみに「短くする」のは、より高度で負荷の掛かる処理だ。事前に細かくシュミレートして、例外処理を書いて初めて上手くいく。むしろ仕事でやった方が上手くいく事もあるだろう。



 基本的に、人間というのは余計な感情が入るほどに処理が遅くなると考えていい。思考を省き、PCのように画一的な処理を行えるような仕組みを作ってやれば、短期記憶に障害があろうと、1年前の同僚の顔とか忘れるような頭であろうと深刻な問題にはならない。


 どんどんトライ&エラーを繰り返し、処理を書いていこう。
 
参考記事: トライ&エラー 軽度の発達障害で再び社会復帰を目指す奮闘記 霜月秋仁のブログ






 前提をひっくり返す
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 という誰も読まない駄記事を書いた事があるが、労力(リソース)を無駄に使っている部分を意識して省くことで全体的なパフォーマンス向上につなげる訳だ。

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